「どうせ最後は上手くいくんです。とにかく楽しいことをやってみる」


『生きのびるための事務』坂口恭平 原作 道草晴子 漫画 

やりたいことだけをして生きていくための「事務」。一番重要なのは「スケジュール管理」と「時間管理」。これを徹底的に可視化すること。「事務」と「想像的行為」は別個の作業ではなく、「事務」こそが創造的な仕事を支える原点だということを理解することから全てが始まります。

まず「現実」をノートに書く。次に「10年後の現実(夢が叶った状態のリアルな毎日のスケジュール、ルーティン)」をノートに書く。あとは毎日続けられる事務的やり方を身につけたら、それを毎日やる。そして、「どうせ最後は上手くいく」と思うこと。なぜならそれは「才能」や「能力」ではなく、「事務」なのだから。

夢という実態のないものを現実にするたった一つの方法を、著者20代の経験をもとに漫画でわかりやすく説明してくれる、とっても良い本です。これはきっと話題になることでしょう。

個人的には、やっぱり「好きなことだけ毎日やる」ために独立して良かったな、とも思いましたし、もう一度自分の「事務」を見つめ直す機会になりました。

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